今回は京都の嵐山・嵯峨野のさらに奥にある奥嵯峨エリアの化野念仏寺を紹介します。読み方は「あだしのねんぶつじ」です。
人気エリアである嵐山・嵯峨野から少し離れた場所にあるため、比較的人が少なく、穴場スポットと言えます。静かな京都を楽しみたい方には特におすすめです。
化野念仏寺といえば、8月の千灯供養が有名ですが秋の紅葉も美しいお寺です。
化野念仏寺は多くの無縁仏があり異様な世界が広がっています。
そんな化野念仏寺の撮影ポイント、見どころを紅葉情報、基本情報とともに紹介します。
化野念仏寺の紅葉の見頃
例年の紅葉の見頃:11月下旬
年によって、紅葉の見頃は前後するので、色づき情報は要チェックです。
境内では美しいモミジの紅葉を楽しむことができます。
化野念仏寺の基本情報
拝観時間と料金
開門9:00〜16:30(受付終了)
※1・2・12月は15:30に受付終了
・拝観料金
大人:500円
中学高校生:400円
小学生以下:無料
地図とアクセス
駐車場無し(付近には駐車場有り)
・公共交通機関の場合
阪急嵐山駅から
京都バス・清滝行で約15分「鳥居本」下車
JR嵯峨嵐山駅から
バス停野々宮より京都バス・清滝行で約10分「鳥居本」下車
化野念仏寺の見どころと撮影ポイント
西院の河原(賽の河原)
化野念仏寺の一番の見所はなんと言っても西院の河原(さいのかわら)です。お寺の中に塀に囲まれたエリアがあり、その中に無数の無縁仏が並んでいます。
仏さま、お地蔵さんが並ぶ姿と紅葉のコントラストが美しい。それが秋の化野念仏寺の見どころじゃないでしょうか。
石仏、仏塔の渋みと赤い紅葉のコントラストを際立たせて編集しています。全体の彩度を上げるのではなく、紅葉の赤やオレンジの彩度を少し上げて、他の色の彩度は下げるのがポイントです。
そもそも化野という場所は、風葬の地とされてきました。西院の河原に並ぶ石仏や石塔は化野に風葬、埋葬された人々を供養するためであると言えます。
西院の河原は外部からの撮影は問題ありませんが、内部では撮影禁止です。
ルールを守って撮影しましょう。
西院の河原の入り口にある鐘楼と背景に紅葉を入れて撮影しました。この鐘楼の奥が西院の河原になっています。
化野念仏寺の竹林
嵯峨野の竹林ほど大規模ではないものの、とてもきれいに整備された奥行き感のある竹林です。
竹林は広角〜標準域での撮影がおすすめです。
化野念仏寺の出入り口付近に、苔がきれいなエリアがあります。
きれいな苔の上に散り紅葉でハートが作られてました。これも秋にしか見ることができない粋な演出ですよね。
まとめ
化野念仏寺がある奥嵯峨エリアには、愛宕念仏寺、嵯峨鳥居本の伝統的建造物、祇王寺など美しい紅葉が楽しめるスポットが多くあります。
奥嵯峨エリアは超人気スポットの嵐山に比べ、人が少なくゆっくり見ることができるためおすすめです。
紅葉の美しい時期にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
化野念仏寺の例年の紅葉見頃は11月中旬〜下旬
西院の河原は必見 ただし西院の河原内部での撮影は禁止
きれいに整備された奥行き感のある竹林は必見
奥嵯峨エリアのもう一つの念仏寺である愛宕念仏寺の紅葉記事はこちらから!